マカブについて学んでみましょう。

1日
8月
2018年
Wednesday
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マカブは白ぶどうの一種であり、主にスペインで栽培されています。カタルーニャ地方北東部では‘ヴィウラ’あるいは‘マカベオ’の名前で知られており、ルシヨン地方では‘マルヴォワジ’と呼ばれることもあります。主として、キレのある酸味が特徴の若飲みタイプの白ワインに最も適した品種として使用されていますが、ルシヨン地方ではグルナッシュ・ブランやグルナッシュ・グリといった品種とのブレンドにも好んで用いられます。

マカブから造られるワインはドライで酸味が引き立ち、繊細なワイルドフラワーやほろ苦いアーモンドの香りが感じられます。

マカブは樽発酵の後オリと共に熟成させると、引き締まったレモンのような味わいが得られます。一方、伝統的な手法で新樽の中で長期間熟成させると、ごくわずかに受ける酸化の影響で複雑性が加わり心地良いテキスチャーが生まれます。

マカブは丈夫で強く白色の皮のぶどう品種で、特に温暖な地中海性気候に適しています。また果実の生育のスピードが比較的遅い為、霜の被害を受けにくい特長があります。腐敗しやすい傾向を有する点は否めませんが、乾燥した地域では順調に生育し菌類がもたらす病気に悩まされることは殆どありません。

イベントの日程・開催時間
  • 2018年8月1日

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