カリニャン
1日
7月
2019年
Monday
詳細
カリニャンはスペイン、より正確にはアラゴンが原産地です。12世紀にフランスの南部全域に持ち込まれました。地中海沿岸は、農学上も気候的にも素晴らしい生産条件に恵まれています。
地中海沿岸地域だけで栽培されているぶどう品種で、フランスでは、ニースからペルピニャン、さらにコルシカ島でも少し栽培されています。
カリニャンは、熱く、日照の良いテロワールに適しています。 さらに乾燥にも耐性があるので、地中海沿岸、主に南西地方やスペインとの国境地域(ルシヨン地方)に植えられています。
カリニャンから造られたワインには、多くの段階で、スパイスや、特に熟した果実(具体的にはプルーン)、ブラックベリー、ブラックチェリーのニュアンスがあります。木樽での熟成の後は、トーストしたパンやグリルしたアーモンド、皮革のニュアンスも感じられます。
カリニャンは、特に収穫量が多い場合には酸が高くなる傾向があり、糖度と色は並のレベルです。しかし収穫量をきちんとコントロールすると、酸味が抑えられ、より凝縮されたバランスの良いワインとなります。この場合、タンニンはよりソフトになり、ハーブのような感じもあまりしません。
カリニャンの変種でカリニャン ブランもありますが、非常に珍しく、主にラングドック/ルシヨン地方で見られます。
今日では優秀なワインメーカーの手により、カリニャンから素晴らしい品質のワインが生産されています。
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